2014年10月8日水曜日

皆既月食観察会

日本では3年ぶりとなる皆既月食の観察会を行いました。
普段は生徒が立ち入ることのない南館屋上を開放して、
18時から20時まで出入り自由という形でしたが、多くの生徒が観察会を楽しみました。
サイエンス教室の小学生や、新体操教室の小学生なども、後半から参加してくれました。
中には最初から最後まで観察し続けている生徒も10人程度おり、身近な自然現象に興味を持ってくれている、ということに心打たれました。
月食の最後の方は雲が出てきてしまい、残念な部分もありましたが、概ね順調に観察することができました。天体望遠鏡の接眼部にカメラのレンズを向けて撮影する、など、それぞれが工夫しながら過ごしていました。
個人的には、最近の一般的なデジカメ(一眼レフではない)の性能に驚いた時間でもありました。天体望遠鏡を使わずとも、かなりズームすることができ、なおかつ絞りを調節すれば月の表面の模様もはっきりと撮影することができたのです。皆既月食という現象もさることながら、カメラの性能の進歩にも感動した2時間となりました。
次回、日本で見られる皆既月食は、来年4月4日です。今回のようにチャンスを逃さず活かせれば、と考えています。